外断熱と高気密
快適な室内環境を構築しても、空気が外へ逃げて(漏れて)いては、冷暖房費が重なるだけです。
RCの外断熱住宅でもしっかりした気密計画が非常に大切です。
気密性能を損ないやすい3つの設備での注意点です。
(1)窓
従来のアルミサッシは剛性が低い上にパッキンも頼りないものでした。
また日本家屋に多い引き戸も構造的にも高気密を保つのが困難な製品でした。
しかし構造の工夫などで高気密サッシが登場していますので、積極的に採用しましょう。
日差しを取り入れるために、窓面積を大きく取りすぎると気密性能を落としてしまいますので、十分注意が必要です。
(2)ドア
玄関ドア、場合によっては勝手口ドアも気密性能を損ないやすい場所です。
気密性能の高い玄関ドアを採用したり、造作でオリジナルドアを作る場合もパッキンをしっかり入れるよう指示を徹底します。
(3)キッチン換気扇(レンジフード)
レンジフードは調理の臭気を排出する大切な機能を持つものですが、その換気(排気)機能は非常に高いものです。
気密の面から言えば、電動シャッター付きの同時給排のレンジフードが良いでしょう。
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